私立中学専門営業マンによるdiary

訪問回数2,000回以上。営業だからわかる私立中学校

中学受験塾の印象 ※個人の感想

早稲田アカデミー
営業活動に一生懸命。最も貪欲にビジネスを展開している印象。実績も日能研に追い付き勢いにのるも、教場スタッフの営業力以外の能力に疑問も。発行する情報紙が、中身がなく、デザインもなくつまらないのが残念。

日能研
本部・関東の温度差が縮まり良い傾向か。ここ5年間の本部の「ファンタジー感」で下降した実績、集客力が回復すれば尚良し。進学レーダーは一番中身があり面白い。けど高い。

サピックス
6年生になると落ちこぼれはTOMASに行っちゃう印象。学校に対して最もクールな対応で、ある意味一番公平、健全かもしれない。サピックスに通っているだけで、周りからは「できる子」と褒め称えられるので、母親に人気。

四谷大塚
学校とズブズブな印象。のわりに影響力が限定的なのは、やはり近年の没落具合が原因か。サテライト教室の質なのか、教材の質なのかは不明。特定の学校の模試偏差値がおかしいので、乱高下が激しい学校の偏差値は、他模試を参照する必要あり。

■栄光ゼミナール
体験イベントが秀逸。集客力は高い。ただ、その企画力を教務に注ぐべきかと思う。関連会社を通して、私立学校向けのサービスを大々的に展開。何がメインの企業なのか曖昧。

■ena
公立一貫の塾へと完全シフトした経営判断は流石。教室数も増え順調かと思いきや、結果、教員不足となり、教室毎の差(実績や対応)は雲泥の差へ。作文指導していた先生が、いきなり教室長に昇任ということも。


まとめ
勉強が出来て、ストレスコントロールができるお子様は「サピックス」。

公立一貫に行きたいなら「ena」ですが、教室の質を見極めること。

バランス重視で、大手塾の『恩恵』を受けたいなら、「日能研」。

埼玉にお住まいなら「栄光ゼミナール」「日能研」。