私立中学専門営業マンによるdiary

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偏差値は買えるのか!?

受験生本人の偏差値が買えるのか、という意味ではありません。学校の偏差値のことです。

偏差値が学校選びの重要な要素であることは周知の事実です。

■偏差値が5ポイント上がれば、受験生は倍増

■受験生が倍増すれば、優秀な生徒が選抜可能

■優秀な生徒が入学すれば、大学合格実績上昇

■大学合格実績が上がれば人気が出て、偏差値も上がり、受験生も増加

と、ポジティブな連鎖が始まり、人気校へと変化していくので、私立中学は偏差値に一喜一憂です。

学校の偏差値は、中学受験の模試や実際の入試できまります。模試を受けた生徒は志望する学校を複数校記入します。

例えば、A校を志望した受験生の平均偏差値が55であれば、A校の偏差値は55になります。

今までの偏差値が40のB校に、偏差値55の受験生が数多く志望した場合は、見た目では一気に偏差値がUPします。(実際は受験した模試側で調整が入りますが)。

低偏差値校でも、高偏差値の生徒に志望してもらえればOK、ということです。

てはどうするか。
生徒数が多い大手塾は、関連会社を作って学校へ様々なサービスを提供しています。パソコン環境とか経営コンサルティングとか。

その関連会社にお金をたっぷりと使います。
親会社喜びます。
親会社の偉い人「塾の現場よ、あの学校凄く良くなってるから生徒に勧めてね」となります。

親御さんたちの塾への信頼度は劇高ですから、これから伸びる学校として高偏差値の生徒も「じゃあ一応志望しとこうー」となるわけです。

私学の魂を売るような行為ではありますが、私学は潰れたら終わり。ほんの一部の私学で行われている裏ワザですね。